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セキュリティ監視モニター ガイド

secwatch エージェントが送った SQL インジェクション検知の判定結果を、自組織の範囲で 1 画面で確認する方法を案内します。

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このページについて

顧客サーバーに導入した secwatch 収集エージェントが、監査ログ・WAF・CloudFront ログから疑わしいイベントを選び giip Jev ゲートウェイへ送ると、ゲートウェイが判定して結果を保存します。このページはその判定結果をログイン中の自組織(csn)の範囲だけ新しい順に表示します。ローカルの monitor.py と同じデータを、追加導入なしで giip ウェブコンソールから見られます。

  • アクセス権限: レベル 50(管理者)以上。
  • 秘密値の露出なし: 照会はログイントークンのみで行い、収集エージェントの認証キーは画面に出ません。

使い方

  1. 照会期間: 直近 1 時間 / 6 時間 / 24 時間 / 7 日。画面はその期間の結果だけを新しい順に表示します(蓄積せず入れ替えるローリング方式)。
  2. ルーティングフィルター: 全体 / 🔴 警報(alert) / 🟠 レビュー(review) / ⚪ ログ(log)。
  3. 更新: 最新の判定を再取得します。

表の見方

列意味
時刻判定が保存された時刻
収集元(LSsn)イベントを送った収集エージェントの識別子
種別イベント種別 — secevt_batch_audit(監査ログ)・secevt_waf(WAF)・secevt_cf(CloudFront)・secevt_signal(集約シグナル)
ルーティング🔴警報=即対応 / 🟠レビュー=人の確認が必要 / ⚪ログ=正常判定・記録用
深刻度攻撃の危険度
攻撃種別Jev が分類した攻撃種別(値と意味は下の「攻撃種別の値」表を参照)
フラグインジェクション疑い・データ抽出疑い・書き込み試行
信頼度判定の確信度(0〜100%)
エンジンjev=2 次 Jev 判定 / rule=1 次ルールのみ
理由そのルーティングに分類された根拠

攻撃種別(attack type)の値

Jev は各事案を以下の 10 種のいずれかに分類します。深刻度(severity)は 0 ノイズ・1 偵察/探索・2 列挙/読み取り試行・3 認証情報/個人情報の読み取り・4 書き込み/ファイル/権限操作 で採点されます。

値名称意味
recon_probe偵察・探索本格的な攻撃の前に「ここでインジェクションが通るか」を試す初期探索です。小さな変形を入れて反応を見るだけの段階なので、それ自体ではデータの流出・改ざんはありませんが、この後に本物の攻撃が来る可能性のあるサインです(通常は深刻度 1)。
boolean_blind真偽ブラインド出力が見えないとき、条件の真偽で応答が変わることを利用して値を 1 文字(ビット)ずつ割り出します。
time_blind時間ブラインド応答内容が見えないとき、SLEEP などの遅延を入れ、応答が遅いかどうかで真偽を推論します。
union_basedUNION 系抽出UNION SELECT で攻撃者の望むデータを正常結果の後ろに付けて一括で抜き出します。
error_basedエラー系わざと DB エラーを起こし、そのエラーメッセージにデータが混じって出るようにします。
file_writeファイル書き込みINTO OUTFILE/DUMPFILE でサーバーにファイルを書きます(ウェブシェル設置など。非常に危険、通常は深刻度 4)。
file_readファイル読み取りLOAD_FILE でサーバーのファイルを読み取ります。
schema_enumスキーマ列挙information_schema などでどのテーブル・カラムがあるか構造を調べます(偵察的)。
stacked_or_ddlスタック/DDLセミコロンでクエリを連結したり、DROP・ALTER のような構造変更を試みます。
benign攻撃ではない正常な要求と判定されたもの(根拠記録用)。

つまり recon_probe は「まだデータは抜かれていないが、攻撃者が脆弱性を探っている最中」という意味です。同じ収集元から recon_probe が繰り返される場合は本格攻撃の前兆とみなし、注意して見てください。

ルーティング(routedTo)の意味

  • 🔴警報(alert): データ流出・書き込み試行の疑い、または高信頼の攻撃。直ちに確認してください。
  • 🟠レビュー(review): インジェクションの可能性が曖昧で人の判断が必要なもの。
  • ⚪ログ(log): 正常と判定されたもの(根拠保存用)。平常時はほとんどがこれです。

データが表示されないとき

  • 自組織に secwatch 収集エージェントがまだ無い、または選択期間に送信イベントが無い場合は空になります。送るイベントが無くても収集エージェントは正常稼働している場合があります(稼働確認はローカル monitor.py)。
  • 「アクセス拒否」はアカウントレベルが 50 未満です。

関連

  • 収集エージェントの導入・運用: secwatch エージェント(giip-fde-agent)運用ガイド。
  • 判定・保存・保持の仕様: SPEC_JEV_SQLI_DETECTION。