GA収集パイプラインガイド
GA4データが登録 → 収集(生データ) → AI集計 → 表示のどの段階で止まっているかを、プロパティごとに一目で確認できる診断画面です。
📋 概要
GA4指標が**GA分析レポート**に表示されるまでには4段階あります。
| 段階 | 意味 | 保存先 |
|---|---|---|
| カタログ(登録) | **GAプロパティ管理**でプロパティを登録 | tGaProperty |
| 収集(生データ) | 収集機がGA4 Data APIから取得した生データ | tKVS(kType='ga') |
| AI集計 | 生データをAIが加工したレポート | tGaAiReport |
| 表示 | 上記の結果を画面に表示 | /ja/gareport |
登録だけしても収集機がなければカタログ段階で止まり、画面には何も表示されません。この画面はまさに「どの段階が空なのか」を示します。
🚦 状態表示
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| 正常 | 収集・AI集計とも正常 |
| AI待機 | 生データ収集は完了、AI集計がまだ |
| 収集未稼働 | 生データ収集自体が行われていない(最も多い問題) |
| 非活性 | プロパティが非活性(収集しない) |
▶️ 「収集開始」ボタン
収集未稼働状態のプロパティには行に**[収集開始]**ボタンが表示されます。クリックするとそのプロパティのGA4収集を今すぐ1回トリガーします(定期収集スケジュールとは別に即時実行)。
クリック後に表示されるメッセージ:
| メッセージ | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 収集を開始しました | 正常 | しばらくして更新し、「収集(生データ)」時刻が入るか確認 |
| この組織にはまだGA収集機(GA Collector)が登録されていません | この組織(csn)向けに動作するGA収集スケジュール(CQE)が一度も登録されていない — コードの不具合ではなく未設定の状態 | 下記「🔗 GA収集機サーバーの連携」の手順で管理者が初回登録 |
| このGAプロパティを収集する権限がありません | 別組織のプロパティか、ログインアカウントがその組織に所属していない | 正しい組織(csn)に切り替えて再試行 |
🔗 GA収集機サーバーの連携(管理者向け)
「GA収集機が登録されていません」というメッセージは、この組織のGA収集を定期的に実行するサーバー(lssn)が一つも紐付いていないことを意味します。これは画面でプロパティを登録するのとは別のサーバーインフラ連携作業で、専用の手順が必要です。
なぜWeb UIだけでは足りないのか
CQE(予約スクリプト)登録画面(/ja/cqeRepoPut)はスクリプト本文の入力に4,000文字制限がありますが、GA収集スクリプトの本文はそれよりずっと長い(Linux版 約7,800文字、Windows版 約9,700文字)です。そのためスクリプト自体の初回登録はCLIでのみ可能です。サーバー(lssn)への連携・スケジュール割り当てはWeb UIでも可能です。
ステップ1 — 収集スクリプトの登録 + サーバー連携(初回のみ、CLI)
giipdb/mgmt/register-ga-cqe.ps1を使用します。このスクリプトは以下を一度に処理します:
- 収集スクリプト本文をCQEリポジトリに登録(
CQERepoPut)→mssn発行 - そのスクリプトを指定サーバー(
lssn)で毎日実行するよう割り当て(CQEQueuePut)
# Linuxサーバー対象(推奨 — DBに保存されたキーを自動取得、ローカルキーファイル不要)
pwsh .\mgmt\register-ga-cqe.ps1 -Lssn <対象サーバーlssn> -MsType sh `
-Property 'properties/123456789' -Auid '<自分のログインID>'
# Windowsサーバー対象(giip-803以降: -KeyFile省略でDBキーを自動取得)
pwsh .\mgmt\register-ga-cqe.ps1 -Lssn <対象サーバーlssn> -MsType ps1 `
-Property 'properties/123456789' -Dispatcher 'https://<giip byAKディスパッチャーURL>' -Auid '<自分のログインID>'
重要: 対象サーバー(-Lssn)は必ずそのGAプロパティが登録されている組織(csn)所属のサーバーである必要があります。別組織所属のサーバーで登録すると認証は通っても「この組織所属のGAプロパティ/キーが見つからない」というエラーが続きます — **サーバー一覧**で対象サーバーの所属組織を先に確認してください。
-Propertyで指定するプロパティは事前に**GAプロパティ管理**画面で登録済み(サービスアカウントキーも登録済み)である必要があります。
ステップ2 — 既存スクリプトを別サーバーにも連携(Web UI可能)
スクリプト(mssn)が既に存在する状態で、別のサーバーにも同じ収集を実行させたい場合はWeb UIで可能です。
- **CQEキュー登録**画面へ移動
- mssn: [選択]ボタンで既存の「GA Collector...」スクリプトを検索して選択
- Lssn Group: 対象サーバーをチェック
- csn: 対象組織番号
- interval: 収集周期(分)。毎日1回なら
1440 - custom_values: シェルスクリプト対象の場合の例
(サービスアカウントキーはDBから自動取得されるためGaProperty='properties/123456789'GaKeyFileは不要です) - 保存 — 完了後**サーバー別実行一覧**で登録を確認
登録状況の確認
- CQEスクリプト一覧: 「GA Collector...」で始まるスクリプトがあるか
- サーバー別実行一覧: そのスクリプトが目的のサーバー(lssn)に割り当てられ、有効になっているか
- CQE実行履歴: 実際に実行されたか、失敗していないか
🔗 次のステップ
バージョン: 1.0
最終更新: 2026-07-29
ソースファイル: giipv3/public/help/ga-pipeline.ja.md