大規模データベースを、移行して終わりではなく運用まで担当します
データベース移行で難しいのは、データをコピーすることだけではありません。互換性、依存関係、性能、切り替え、監視、障害対応まで設計しなければ、本番移行後に問題が表面化します。GIIPはSQL Server、Oracle、TiDB、Aurora MySQL、PostgreSQLの大規模環境を扱い、クラウド移行後の運用まで同じチームで継続します。
パスワード・接続文字列・データのサンプルはお預かりしません。
移行できるかどうかを、誰も断言してくれない
データベース移行の相談が止まるのは、たいてい技術そのものではなく、判断材料が揃わないためです。
規模が大きすぎて見積もれない
テーブル数やインスタンス数が多いほど、確認作業そのものが膨らみます。どこまで確認すれば安全なのかが決まらず、着手判断が下りません。
互換性の問題が後から出る
「MySQL互換」「同じSQL Server」でも、実行計画・データ型・ロック挙動の前提は変わります。移行後に初めて重いクエリが表面化します。
切り戻しの設計がない
切り替え当日にうまくいかなかった場合の手順が決まっていないと、そもそも実行を承認できません。
移行後に誰が見るのか決まっていない
移行プロジェクトが終わった瞬間に運用の空白が生まれ、監視も性能劣化の検知も止まります。
移行の前提を確定させてから、移行後の運用まで一続きで担当します
GIIPは開発・インフラ・データベース・運用を分けずに担当します。移行を請け負って引き渡す形ではありません。
現行構成と規模の確定
データベースの種類・バージョン・インスタンス構成・データ容量・おおよそのテーブル数を確認し、何が主要な難所かを先に特定します。
依存関係の機械的な棚卸し
ジョブ、バッチ、外部インターフェース、ストアド、トリガーを列挙し、目視ではなく突合で漏れがないことを確認できる形にします。
切り替えと切り戻しの設計
許容できる停止時間を業務条件として確定し、それに収まる方式と、戻すときの判断基準・手順を用意します。
移行後の監視・運用の継続
移行後のクラウドデータベースを、AIエージェントと人間の専門家が継続的に監視します。移行完了と同時に運用が途切れません。
GIIPが対応するデータベース
以下は、GIIPが実際に移行または運用を担当した範囲です。記載していない構成については、現行環境を確認したうえで可否をお答えします。
| 移行元または運用環境 | 移行・運用の経験 |
|---|---|
| オンプレミス SQL Server | AWS RDS for SQL Server への移行 |
| オンプレミス Oracle | AWS への移行 |
| TiDB | Amazon Aurora MySQL への移行 |
| Amazon Aurora MySQL | 監視・性能分析・運用 |
| AWS RDS for SQL Server | 監視・性能分析・運用 |
| Azure SQL Server | 監視・運用 |
| Azure PostgreSQL | 監視・運用 |
この表はGIIPの実務経験の範囲を示すものです。表に無い製品・構成が対応不可という意味ではありませんが、経験があると記載することはしていません。
実際に扱った規模
12セット
x12largeクラス・5レプリカ構成のAWS RDS for SQL Serverを展開
約12万
テーブルを持つオンプレミスOracle環境をAWSへ移行
約3TB
のTiDB環境をAmazon Aurora MySQLへ移行
約30
のWebサービスを複数のクラウドDBとともにAIが継続監視
大規模移行の実績
守秘義務のため顧客名と業務データは公開していません。規模と対応範囲のみを記載しています。
オンプレミスからAWS・Azureへの移行
オンプレミスからクラウドへの移行では、同じ製品名であっても運用の前提が変わります。マネージドサービスではOSレイヤーに触れられないため、常駐エージェント、ローカルファイル連携、OSのスケジューラに依存した処理は、そのまま持ち込めるかを最初に切り分ける必要があります。
GIIPはオンプレミスSQL ServerのAWS RDSへの移行、オンプレミスOracleのAWSへの移行を実際に経験しています。またAWSとAzureの両方でデータベースを運用しているため、片方のクラウドの前提を他方に持ち込まない形で設計できます。
スキーマ・互換性・クエリの検証
「動くかどうか」ではなく「同じ結果になるか」を確認する工程です。
- スキーマ定義(主キー、インデックス、制約、パーティション)の差異を洗い出します。
- データ型・文字コード・照合順序の差異が、値そのものに影響しないかを確認します。
- 既存のSQLが移行先で同じ実行計画になるとは限りません。重くなるクエリを事前に特定します。
- ストアドプロシージャ、トリガー、ジョブ、バッチ処理の依存関係を列挙し、移行対象から漏れないようにします。
- 移行前後の件数・定義の突合を、目視ではなく機械的に回せる形にします。
切り替え計画とロールバック計画
移行の可否を分けるのは、多くの場合「うまくいったとき」ではなく「うまくいかなかったとき」の設計です。切り戻せない切り替えは、業務上の判断としてリスクが高すぎます。
- 切り替え時にどのノード・どの時点を基準とするかを事前に確定します。
- 許容できる停止時間を業務側と合意し、それに収まる方式を選びます。
- 切り戻しの判断基準(何が起きたら戻すか)と、その所要手順を書き出します。
- 切り替え後に確認する項目と、その確認を誰が行うかを決めます。
停止時間の目安は環境ごとに異なります。実測に基づかない一般値をお伝えすることはしていません。
移行後の性能監視
移行直後は、これまで問題にならなかったクエリが表面化しやすい時期です。実行計画の変化、接続数の変化、バッチ処理の負荷特性の変化が同時に起きるためです。
GIIPは移行して終わりにせず、移行後の監視・性能分析・運用まで同じチームで継続します。現在もAWSとAzure上のクラウドデータベースを継続的に監視しています。
AWS DMS などのツールの使用について
GIIPは特定の移行ツールの採用を前提にしていません。AWS Database Migration Service(DMS)のようなマネージドツールが適する場面もあれば、論理ダンプやレプリケーションを使う方が確実な場面もあります。
ツールは移行元・移行先の組み合わせ、データ量、許容できる停止時間、検証にかけられる期間から選びます。本ページでは、実際の案件でどのツールを使用したかは公開していません。
移行前の診断手順
相談の段階で機密情報をお預かりすることはありません。以下は最初に確認する項目です。
- 1
現行構成の確認
データベースの種類、バージョン、オンプレミスかクラウドか、インスタンス構成を確認します。
- 2
規模の把握
データ容量とおおよそのテーブル数を確認します。どちらが主要な難所になるかがここで決まります。
- 3
依存関係の棚卸し
ジョブ、バッチ、外部インターフェース、他システムとの連携を列挙します。
- 4
停止許容範囲の確認
無停止が必要か、何時間まで停止できるかを業務側の条件として確認します。
- 5
移行方式と検証計画の提示
前提を明示したうえで、方式の選択肢・検証項目・切り戻し方針を整理してご提示します。
- 6
移行後の運用範囲の決定
監視・運用をGIIPが担当するか、引き継ぐかを決めます。
よくあるご質問
どのデータベースに対応していますか。
GIIPが実際に移行または運用を担当した範囲は、オンプレミスSQL Server(AWS RDS for SQL Serverへ移行)、オンプレミスOracle(AWSへ移行)、TiDB(Amazon Aurora MySQLへ移行)、Aurora MySQL・AWS RDS for SQL Server・Azure SQL Server・Azure PostgreSQL(監視・運用)です。
移行にかかる期間と費用はどのくらいですか。
データ量、テーブル数、依存関係の広さ、許容できる停止時間、検証にかけられる期間で変わります。実測に基づかない一般値をお伝えすることはしていません。現行構成をご提示いただければ、前提を明示したうえで見積もります。
AWS DMSのようなツールは使いますか。
特定のツールの採用を前提にしていません。移行元と移行先の組み合わせ、データ量、停止許容範囲から方式を選びます。マネージドツールが適する場合も、論理ダンプやレプリケーションが確実な場合もあります。
無停止で移行できますか。
停止時間の要件は方式の選択を大きく左右します。無停止を前提にできるかどうかは、データ量・更新頻度・アプリケーション側の切り替え方式によって変わるため、確認せずに可能とはお答えしていません。
移行後の監視・運用も任せられますか。
可能です。GIIPは現在も複数のAmazon Aurora MySQL、AWS RDS for SQL Server、Azure上のSQL ServerおよびPostgreSQLと約30のWebサービスを、AIエージェントと人間の専門家で継続的に監視・運用しています。
相談の段階で何を提出する必要がありますか。
データベースの種類・バージョン・構成・おおよその規模・停止許容範囲などの構成情報のみです。パスワード、接続文字列、個人情報、データのサンプルはお預かりしません。
GIIP データベース・クラウド運用チーム
大規模Webサービス、SQL Server、Oracle、AWS、Azureの設計・移行・運用に従事。x12largeクラスのAWS RDS for SQL Server環境12セット、約12万テーブルのOracle環境、約3TBのTiDBからAurora MySQLへの移行を経験。現在も複数のクラウドデータベースと約30のWebサービスをAIエージェントとともに監視・運用している。
- 初回公開日
- 最終更新日
本ページでは、GIIPが実際に経験した内容と、一般的な技術説明・確認項目を明確に分けて記載しています。チェックリストなど一般的な説明として記載した項目は、本事例で必ず実施したという意味ではありません。
守秘義務およびセキュリティ上の理由から、顧客名・システム固有情報・業務データの内容は公開していません。規模を示す数値のみをGIIPの実務経験に基づいて記載しています。
運営会社: GIIP Co., Ltd.(日本オペレーション: SHINSEMA株式会社) / お問い合わせ: contact@littleworld.net
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