案件はあるのにエンジニアが足りないSES企業がとる5つの対策
SES企業で「案件はあるのに人がいない」。採用の前に、正社員・フリーランス・BP拡大・海外開発・AI開発運用チームという5つの選択肢を比較し、どの条件ならどれが向くかを整理しました。
「SES 案件 人がいない」で調べる背景はほぼ一つ — 受注できる案件はあるのに、アサインできるITエンジニアが足りず売上を取りこぼしている。ここでは特定の答えを押し付けず、5つの調達手段を長所と短所で比較し、最後に「どんな条件ならAI開発・運用チーム(FDE Box)が向くか」を条件つきで示します。
案件はあるのに人がいない
受注できる案件はあるのに、アサインできるエンジニアが足りず、やむなく他社に流すか失注します。
採用と単価の板挟み
採用は時間もコストもかかり、単価を上げれば利益が細る。人月モデルのままでは供給力が頭打ちになります。
多重下請けでマージンが薄い
2次請け・3次請けに入るほどマージンが薄くなり、待機(ベンチ)コストが利益を削ります。
IT人材そのものが不足している
経済産業省もデジタル人材の不足を継続的な課題として挙げており、個社の採用努力だけでは埋まりにくい構造です。
人月ビジネスの限界
売上が「人数 × 単価 × 稼働月」に縛られるため、人が増えなければ売上も増えません。稼働率と単価のわずかな変動が利益を大きく揺らします。
常駐前提の商流
客先常駐・指定人員前提の商流では、人がいない瞬間に案件がそのまま失注に変わります。
どれか一つが常に正解ではありません。案件の性質と条件で向き不向きが変わります。
① 正社員採用
供給力を自社に蓄積できるが、採用期間・教育コスト・離職リスクが大きく、直近の案件には間に合いません。
② フリーランス調達
即戦力を短期で確保しやすい反面、単価が高く、継続確保と品質のばらつきが課題です。
③ BP・協力会社の拡大
商流を広げられるが、多重下請けでマージンが薄くなり、品質と責任の所在が曖昧になりがちです。
④ 海外開発(オフショア)
コストを抑えられるが、コミュニケーション・時差・品質管理の負荷が残ります。
⑤ AI開発・運用チーム(FDE Box)
人を増やす代わりに、AIマルチエージェントが設計・実装・環境構築・運用まで実行します。常駐人材の単純な置き換えではなく、開発・インフラ・運用の実行力として使えます。向く条件は下のチェックリストを参照してください。
FDE Boxが向く案件の条件
- 常駐そのものより、開発・構築・運用の成果物が求められる案件
- Web開発・既存システムの改修・現代化が中心の案件
- AWS・Azure・GCPの構築や、DB移行・性能改善が必要な案件
- CI/CD・監視・障害対応など運用面の実行力が足りない案件
- 準委任・受託・運用サービスとして再設計できる余地がある案件
よくある質問
AIが人の代わりに常駐できますか?
いいえ。指定人員の客先常駐や、顧客が特定個人へ直接指揮する業務は、そのままでは代替できません。FDE Boxは「実行できる領域(設計・実装・テスト自動化・環境構築・CI/CD・監視・障害分析・性能改善)」と「条件つきの領域(定例会参加・顧客システムへの直接アクセス・機密情報の取り扱い)」を分けて適用します。
契約形態は準委任ですか、受託ですか?
案件によります。成果物責任やセキュリティ条件、常駐要件を確認したうえで、準委任・受託開発・運用支援のいずれが適切かを判断します。案件票を見てから提案します。
顧客のソースコードや個人情報を外部AIに入れますか?
データの保存場所・外部学習への不使用・顧客ごとのデータ分離・アクセス権管理・監査ログをエンタープライズガバナンスの下で定義します。取り扱い範囲は案件ごとに合意します。
他の4つの手段と併用できますか?
できます。正社員・フリーランス・BPで賄える案件はそのままに、人がいなくて断っていた開発・インフラ・運用案件だけをFDE Boxで受けるという使い分けが現実的です。